ハマー製造元、AMGゼネラルが売りに出される。数社が興味を示し「ハマー」復活か

21pt   2018-10-11 06:00
Life in the FAST LANE.

| ハマー/ハンヴィーの開発製造元が売りに出される。買うのはどこ? |

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ハマー「H1」のベースとなった「ハンヴィー(HMMWV=High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle(高機動多用途装輪車)」を製造していたAMゼネラルが売りに出されている模様。

なおハンヴィーは米AMゼネラル社が製造を行なっていた軍用車で、「ジープ・ウィリス」を製造していたことでも有名。
その「ジープ」はアメリカンモーターズに買収され、そのアメリカンモーターズはFCAに吸収されたことから、現在FCAは「ジープ」の商標を使用することとなっていますが、「ハンヴィー」についてはジープの光景という位置付けにて1970年代から開発を開始。

ハマーブランドと製造元は現在「別」

なお、ハマーは1985年に米軍へと正式採用されるものの、その業績が悪化して1992年には「レンコ」グループに買収され、時を同じくして(民生用に活路を見出したのか)「ハマーH1」を発売しています。

このハマーH1はアーノルド・シュワルツェネッガー氏の要望にて製造されたことで知られますが、1999年に「ハマー(HUMMER)」の商標権をゼネラルモータースへと譲渡し、H2、H3とバリエーションを拡大することに。

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その後ハマーブランドは、リーマンショックのあおり、そして原油高によって販売を大きく落としてしまい、回復の見込みがないことから2010年に消滅、というのがここまでの経緯。

一方のAMゼネラルについては、親会社のレンコとマックアンドリュー&フォーブズ・ホールディングスが統合され、現在はこの傘下に収まっているものの、これが「売りに出ている」ということですね。

なお、上記の流れから「ハマー」の商標権はゼネラルモータースに帰属することになっていて、AMゼネラルが持つのはハマーH1とH2の製造設備、あとは軍用車に関するノウハウで、これをどこが買うのか、というのが今回注目されている、ということになります。

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なお、一時はもとGM副社長、ボブ・ラッツ氏がAMゼネラルからハマーのパーツを買い上げて生産し、これを販売するという話があったものの、現在関連動画などは全て削除され、「計画が頓挫した」のかもしれません。

2010年消滅のハマーが復活。「ハンヴィー」として中国メインで販売されることに

ロイターが報じたところでは、AMゼネラルのバイヤーとして候補に挙がっているのはゼネラルダイナミクス、オシュコシュ、BAEシステムズ、そしてゼネラル・モータースにFCA(フィアット・クライスラー・オートモビル)。

AMゼネラルの価値は約2300億円になると見積もられていますが、FCAは現在「ジープ」ブランドを有しており、ヘビーデューティーなオフローダー拡充のためにはAMゼネラルのノウハウや生産設備は魅力的でしょうし(ただし”ハマー”の名は使えない)、ハマーブランドを所有しているゼネラルモータースにとってもAMゼネラルは有用だとも言えそうですね。

なお、かつて「ジープ」ブランドを購入し、世界最大のSUV/オフローダーメーカーになりたいとしていた中国の長城汽車が今回候補に挙がっていないのはちょっと意外。

年収1000-5000万円で日本人技術者を募集した中国・長城汽車。「ジープブランドを買いたい」

 

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