エンジンを降ろさずに全塗装 塗り分けで違和感を払拭

38pt   2018-10-11 07:18
オートカー・デジタル - AUTOCAR DIGITAL

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羽鳥鈑金塗装工業所の羽鳥です。

「長年愛用している愛車の塗装がすっかり色褪せてきた」

「サーキットで派手に擦っちゃったので、いっそのこと好きな色に」

「手に入れた旧車、外装もリフレッシュして乗り出したい」

ボディのオールペイントを希望されるお客様の想いは様々です。

そして思い入れも深いだけに私達も気合いが入る作業でもあります。

できるだけ美しい仕上がりで、新しい塗装も長く保って欲しい・・・

となると、ガラスも全て外し、エンジンや足廻りも降ろしての作業が

理想的ですが、フルレストア中でもない限り予算的にも厳しいところです。
 
 

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特に元の色と異なる色にオールペンする場合、「どこまで塗るか」の

見切りが非常に重要となってきます。

普段からよく目に付くドアの内側などは塗ることがほとんどですが、

問題はエンジンルーム内。理想はエンジンや補器類を全ておろして

丸々塗ってしまいたいですが、さすがにエンジンはおろせない

というケースがほとんどです。
 
 

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元のボディ色と同色ならば、あまり気にならない部分ですが、

ボンネットを開けると元色が見える、というのも少しがっかりですね。

そこでこちらのND型ロードスターで行ったのが、ボンネット裏と

コアサポートなどの大きく目立つ部分をフラットなブラックで塗装すること。

最近は元からこういった部分にボディ色が入っていないクルマも多いため、

それっぽい塗り分けにしてみたところ、元色が白ということもありますが、

結果は非常にナチュラルな仕上がりに。
 
 

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そしてこちらの180SXは元色が赤だったものが黒にオールペンされていましたが、

もう一度塗装をやり直す際に、元の赤が見えていたエンジンルーム内に

先ほどのNDロードスターと同様の方法を施しました。

こちらはある程度の補器類は外して、手の入る限り塗りましたので、

もう元色の赤が見える部分はありません。

この仕上がりにお客様も大変喜んでいただいております。

せっかく新たな色で新たな気分で乗り出すのですから、

細かな部分まで納得のいく仕上がりをご提供したいですね。

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